
ツノダ姉妹が新種の男子たち誕生の謎に挑む

今の日本が、実は「男の時代」に突入していたのをご存知でしたか?
草食系男子やら弁当男子、イケメンだのイクメンだのマスコミを騒がせてトレンドを引っ張っているのは、男性がらみのネタばかりです。新しい価値観を持ち、新しいライフスタイルを楽しみ、時代をリードしているのは今や男性であり、現代はまさに「男の時代」だったのです。
私たちツノダ姉妹が日頃のマーケティング活動を通じて、老若男女の生活者を観察し分析している中、一番何やら幸せそうに日常生活を楽しんでいる男子たちの存在を数年前から感じていました。会社での出世や仕事の成功など社会的な存在価値を生き甲斐とするこれまで男性の生き方から、家族や趣味などのオウチでの時間を最重要視する男性たちが台頭していたのです。
その新しい生き方は、“結婚”という人生の選択に顕著に表れました。デレデレと妻や子どもとの幸せ生活自慢をする男性タレントがイクメンとして人気者となる一方で、婚活中の肉食女子たちたちを避けて自分だけの趣味ワールドを満喫するオタクたちが市民権を得るなど、一昔前なら「日本男子のくせに…」と眉を顰められたような男子たちが既に巷には爆発的に増加してきているのです。そんな彼らこそ、テレビからブログまで辺りかまわず愛を叫ぶ『喜婚男』と、オンリーワンな自分の世界が大切なあまり他人の愛を避ける『避婚男』たちなのです。
私たちツノダ姉妹は、バブル世代であり「女の時代」の申し子だからこそ、そして、日々マーケティング業務で斜に構えて世間を見ているからこそ、「男の時代」がいつから、なぜ始まり、いかに広がっていったかを発見するに至りました。
とはいえ、今回は新書として一般の方々にも楽しんでいただけるよう、皇太子さまから海老蔵、「ゲゲゲの女房」ブームなどに例えを多用し、イマドキの喜婚男・避婚男たちを、時に褒め称え時にバッサリと切り捨てながら紹介しています。何分生まれも育ちも昭和な姉妹ですので、「イマドキの若いヤツは…」と、酒場でくだ巻くオジサン同様な感性も炸裂しております。バブル姉妹が「男の時代」に放つ遠吠えをお楽しみいだだければ幸いです。

 公益社団法人 日本マーケティング協会発行『MARKETING HORIZON』2023年3号の特集「中年という絶滅危惧種」を担当
公益社団法人 日本マーケティング協会発行『MARKETING HORIZON』2023年3号の特集「中年という絶滅危惧種」を担当 公益社団法人 日本マーケティング協会発行『MARKETING HORIZON』2023年1号の特集「新春提言」を担当
公益社団法人 日本マーケティング協会発行『MARKETING HORIZON』2023年1号の特集「新春提言」を担当 公益社団法人 日本マーケティング協会発行『MARKETING HORIZON』2022年5号の特集「Z世代 ホントのところ」を担当
公益社団法人 日本マーケティング協会発行『MARKETING HORIZON』2022年5号の特集「Z世代 ホントのところ」を担当 公益社団法人 日本マーケティング協会発行『MARKETING HORIZON』2021年7号の特集「永久に輝く制約の総合芸術・宝塚歌劇」を担当
公益社団法人 日本マーケティング協会発行『MARKETING HORIZON』2021年7号の特集「永久に輝く制約の総合芸術・宝塚歌劇」を担当 公益社団法人 日本マーケティング協会発行『MARKETING HORIZON』2021年4号の特集「消費対象は余計なモノより、使える権利」を担当
公益社団法人 日本マーケティング協会発行『MARKETING HORIZON』2021年4号の特集「消費対象は余計なモノより、使える権利」を担当 公益社団法人 日本マーケティング協会発行『MARKETING HORIZON』2020年5号の特集「わたしはこうして無印良品沼に落ちました」を担当
公益社団法人 日本マーケティング協会発行『MARKETING HORIZON』2020年5号の特集「わたしはこうして無印良品沼に落ちました」を担当 公益社団法人 日本マーケティング協会発行『MARKETING HORIZON』2019年10号の特集「すぐとなりにいるのに、見てもらえていない女性たち」を担当
公益社団法人 日本マーケティング協会発行『MARKETING HORIZON』2019年10号の特集「すぐとなりにいるのに、見てもらえていない女性たち」を担当
