2016.02.01 事例紹介 2008年→2016年 家事調査速報!

事例紹介

前回、ウエーブプラネット自主調査として「家事に関する調査」を行ったのは2008年春でした。人々が新しいライフスタイルに覚醒した8年間を経て、再び、日本の家事の変化を追うべく調査を実施いたしました。新しい発見を都度発信していきます!【調査概要】調査対象者:25~49歳・男女(都市部在住)/調査期間:2016年1月20日~24日/回答者数:1,963件/調査実施サイト:株式会社マーシュ(インターネットリサーチ)

【速報】2016年2月2日版

カジメン増加!『ごみ出し』に続き、『風呂掃除』も男子の家事殿堂入り!

ごみ出し 2008年 50.8% → 2016年 66.8%

風呂掃除 2008年 36.5% → 2016年 51.3%

既婚男性の家事主担当率(25-44歳都市部在住)
(家庭内で主に行っている家事で、既婚男性が「自分」と回答した割合)

ウエーブプラネット自主調査として「家事に関する調査」を行ったのは2008年春でした。

その2008年秋のリーマンショック、2011年3月の東日本大震災と、世界と日本のこれまでの常識を大きく揺るがされる事変が起きる直前の調査でした。2008年の調査時は「平坦な日常が未来永劫続くのかも知れない…」と、漠然と思えていた平和な時代だったともいえます。

しかし、既に、この2008年以前から現在に続く変化の萌芽は芽吹きはじめていました。そんな、データだけでは拾いきれなかった小さな変化の芽をまとめたのが「喜婚男と非婚男」ツノダ姉妹著/2009年(新潮新書)です。男性が、会社からオウチへ、舵を切り始めた兆候をまとめたものです。そして、その動きはこの8年間に政府の後押しもあり加速度的に進み、様々な事象がメディアを賑わせてきました。

この、人々が新しいライフスタイルに覚醒した8年間を経て、弊社では今年2016年1月、再び、日本の家事の変化を追うべく「家事に関する調査」を敢行いたしました。

まだ、データがあがったばかりのホヤホヤの速報版です!

速報第1弾は、家庭回帰が加速し、オウチ滞在時間が増えている男性の家事の大きな変化です。

家事の全項目で、男性が主に担う家事の比率が約10%増加していました。もともと2008年時点の男性の家事主担当率が低かったため、今回2016年で激増した、といっても、まだ過半数に達した家事は2つしかありません。

2008年度版で私たちが「家事とは言えるのか?」と揶揄した『ごみ出し』がとうとう6割を越え、『ごみ出し』よりは立派な家事と言える『風呂掃除』がなんと5割を越えました!

この数年、イクメン、カジダンなど育児・家事を行う男性が話題となり、流行語にもなりましたが、実態ベースではまだまだ女性の負担が相変わらず大半であることも、2016年度版を見ても明らかな事実です。しかし、男性の家事主担当率が増加していることが、データでしっかりと実証されました。

今回は、まだ、数日前にデータがあがってきたばかりの速報ですので、読み込み・分析にも至っておりませんが、今後、どんどんと新しい発見をお知らせしてまいりますので、ご期待ください!

また、更に家事の詳細な男女別の主担当率など、よりご興味・ご感心がありましたら、是非、ご一報くださるようお願いいたします。お電話、下記お問い合わせフォームからも承ります。